野球なら1番や18番、サッカーなら10番がエースナンバーといったように、背番号には意味があることが多いです。
では、バレーボールの背番号にはどのような意味があるのでしょうか?バレーボールの背番号のつけ方についてみていきましょう。
バレーボールの背番号について
まずは、バレーボールの背番号について基本的なことを押さえておきましょう。
つけられる背番号の範囲
バレーボールの背番号は6人制なら1~20番、ママさんを中心に行われている9人制なら1~18番を付けることができます。しかし、人数が多いなど場合によっては99番まで付けることが可能です。
背番号のつけ方の決まり→基本的には自由
バレーボールの背番号の決め方には特にルールはありません。キャプテンは何番、エースは何番といった決まりがないため、基本的には自由に決められると思っておきましょう。
バレーボールのポジションと背番号の関係
バレーボールの背番号は基本的には自由に決められるとお伝えしましたが、6人制バレーボールではポジションと関係する背番号を付けることも多いです。まずは人制バレーボールバレーボールのポジションについて理解しておきましょう。
バレーボールのポジションは5つ
6人制バレーボールのポジションは主に下の5つです。
- アウトサイドヒッター(OH):ウイングとも呼ばれ、左右両サイドからスパイクを決める他、サイドの守備やトスなどでも貢献します。
- ミドルブロッカー(MB):センターポジションでブロックの中心となる他、攻撃やサポートも行う多彩なポジションです。
- オポジット(OP):セッターの対角を取ることが多い、攻撃に特化したアタッカーです。サウスポーの選手が多く、チームの得点源となります。
- セッター(S):スパイカーにトスを上げる、チームの司令塔ともいえるポジションです。
- リベロ(L):サーブやブロックをしない守備専門の選手で、後衛のみを守ります。コートプレイヤーと自由に交代することができ、一人だけユニフォームの色が異なります。
以前は「レフト」「ライト」という呼び方をしていましたが、現在では「アウトサイドヒッター」「オポジット」という呼び方が主流になりつつあります。
特にオポジットは攻撃特化のスーパーエースとして注目されるようになり、チームの攻撃の要となる選手も多くなってきました。
昔からバレーボールをしていた人にとっては違和感を覚えるかもしれませんが、テレビや雑誌などのメディアでも新しい名称で統一されつつあるため、この機会にぜひ覚えておきましょう。
ローテーションと背番号
ローテーションとは、バレーボール特有のポジションに関するルールです。6人制バレーボールの場合、選手は同じポジションを守り続けるのではなく、サーブ権を得るごとに時計回りにポジションを移動していきます。
例えば、試合開始時に図の1番の場所にいた選手は、自チームにサーブ権が回ってきたタイミングで6番の場所に移動します。その後、相手にサーブ権が移り、再び自チームにサーブ権が回ってきたときに6番から5番に移動するのです。ローテーションは副審によってチェックされており、間違った場合は相手に1点加算されます。
このローテーションの順番を基準に背番号が振り分けられることがあり、その場合には下のようにつけられることが多いようです。
- 1番:アウトサイドヒッター
- 2番:セッター
- 3番:ミドルブロッカー
- 4番:アウトサイドヒッター
- 5番:オポジット
- 6番:ミドルブロッカー・リベロ
アウトサイドヒッター(フロントレフト)とアウトサイドヒッター(バックライト)は前衛と後衛でそれぞれ対角上のポジションにいます。
同じくミドルブロッカー(センター)も対角に位置し、後衛のミドルブロッカーはリベロと交代することが多いです。また、セッターとオポジット(ライト)が常に対角を取ります。
自分がプレーするときには、対角に誰がいるかを常に確認することでローテーションミスを防ぐことが可能です。
なお、サーブは1番~6番の順番で回っていきます。後衛のライトに回ってきた人がサーブを打つと覚えておきましょう。
キャプテンマークと背番号
バレーボールは一目でキャプテンがわかるよう、番号の下(家庭婦人では上の場合もある)にキャプテンマークを付けます。キャプテンだから何番といった決まりはなく、誰でもキャプテンマークを付けられます。
バレーボールの背番号はうまい順?ポジションと背番号の意味
バレーボールの背番号はうまい順で決まっているの?と思っている方も多いかもしれません。
実際バレーボールの背番号は自由に決められますが、チームの中心選手に付けられやすい背番号があることも事実です。ここではポジションや役割ごとに付けられやすい3つの背番号についてご紹介します。
1番:キャプテン
バレーボールでは、キャプテンが1番を付けることが多いです。特に中学生や高校生などの部活では1番=キャプテンというイメージが強いといえます。ポジションはアウトサイドヒッターのことが多く、チームの軸として活躍している選手が多いでしょう。
2番:セッター
チームの司令塔であるセッターは、2番を付けていることが多いです。2019年の男子バレー日本代表では、セッターの深津英臣選手が2番を付けていました。ただ、2番=セッターというのは中学生や高校生チームによく見られる背番号の付け方で、最近の全日本選手では2番=セッターということは少ないかもしれません。
3番・4番:エース
バレーボールのエースナンバーは4番のことが多いです。ポジションはアウトサイドヒッター(フロントレフト)のことが多く、チームの得点源となります。ただし、最近ではオポジットがエースというチームも多くあり、必ずしも4番がエースとは言い切れません。
背番号をつけたバレーボールユニフォームを作るなら
私たちバレーボールファクトリーズでは、自由な背番号を入れたオリジナルバレーボールユニフォームを製作することができます。さらに、日本バレーボール協会の規定に従ってチーム名や番号などマーキングのサイズを設定しています。
デザイン・カラー・マーキングを組み合わせた自由なデザイン、豊富なサイズからチームに合ったユニフォームを作成することができます。
バレーボールの背番号は自由
今回はバレーボールの背番号についてお伝えしましたが、結論としてバレーボールの背番号は自由に決められます。
1番がキャプテン、2番がセッターというように、背番号ごとにイメージされやすいポジションや役割はありますが、最近では自分の好きな番号を付けている選手も多いように感じます。
ユニフォームを作る際には、チームメイトと話し合って、それぞれ好きな背番号を付けるとよいでしょう。